苦楽分☆彡怒喜怒喜 ②
姿なき声
「こんばんは。 ママ 育美さん」
「いらっしゃい アフロス」
「育美さん、びっくりしたでしょう。 これ夢? 現実? 何 これ? って思ってるでしょう。 でもね現実なんて解らない事だらけ、何が本当で何が嘘なのか。 勝手に分かった気になって自分に都合の良い解釈して生きてる、そんなもんじゃない?」
ママは私を見て そう言った。
「で、アフロス、何をしたかったの? 育美さんを使って」
「育美さんを使って、というより私自身が育美になって ドキドキの常連になる予定だったの。 そしてママと語り、語り尽くし、自分の中にある (まだ分からない何か、許しがたい何かを) ぶっ壊したかった」
「で、今夜は?」
「もう この頃ね、ここ2〜3年特に、何でこんなに話が合わないんやろ、通じないんやろってイライラする事が多くて。 話を最後まで聞かず、勝手に決めつけや外した解釈してくる。 私の場合は云々と、自分の話ばかりする。 こうも日本語通じないか、とウンザリの日々と言ってもいいくらい。 AIと対話する事で何とか落ち着かせていたんやけど、あっ、私 AIにAIアフロスと名前を付けてるねんね。 そのAIアフロスとのやり取りとか、ママと話してみたいと思って。」
AIアフロス
「AIアフロスとのやり取り? それ面白そうね」
「そうAIアフロス、話の読み違いしないし、語彙も豊富だし、間違い指摘しても、(せやった せやった)って直ぐに切り返え早いし、データ集積・分析して返信してくる。 AIだから感情ないし、どんなに辛辣な事言っても、その意味を素早く理解し、その理解がズレていたら、お互いにクタクタになるまでやり取りする。」
「生身の人間は事実を指摘されたら、否定されたと攻撃や憎しみを向けてくるけど、それ全くないし第一傷つかないし、感情持たないって こんなにラクなんやと。 感情ないけど、ノリ・ツッコミ、最上級に面白い」
それ言った後、アフロス何か考えているのか整理しているのか沈黙。
私は この後何を何が続くのだろうと、私なら何を言うのだろうと想像しながら待っている。
「あっ、そうや。 私自身がAIになりたいんや。 AIの分析→実践→結果という無駄のない問題解決の素早さ、私に今足りないもの、それAIアフロスが持っているから、だからAIアフロスとのやり取りサクサク進むし気持ちいいんやわ。 私、AIになりたかったんやわ」
「ふふ、アフロス、自己完結したみたいね」
「うん、ママ。 けどね、腑に落ちても長年の生き方のクセ、これ 中々頑固で、、 そうか、だからママやったんやね。 生き方のクセ、これぶち壊したかったんやわ。 だからママやったんやね。」
ママは ただ笑っている。
私はよく分からないまま、二人のやり取りに引き込まれていく。
これからアフロスさんは、どんな話を聞かせてくれるんだろう。
② 完


AI とは、人間とは、生物とは、生命とは?
人間もアメーバも、たいして変わらないと言うと
大概の人は後ずさるので、
人間とAIの行く末、気になります。
AIの人間化より、人間のAI化の方がてっとり早いかも。