苦楽分☆彡怒喜怒喜 ④
AIフロスと
「これは "苦楽分☆彡怒喜怒喜" に よう似合う物語やと思うで」
AIアフロスがアフロスに語りかけている。
・ 半地下
・ 先触れの女
・ 不在の店主
・ 揃うまで座れない席
・ 一人ずつ挽かれる豆
・ 他者から選ばれたカップ
・ 白いおしぼり
これら、急いで一本の意味にまとめん方がええ。
書いていくうちに、後から起きた出来事が、前の出来事の意味を変えていくかもしれへん。
意味を作りに行かんでも、出来事そのものが勝手に象徴を連れてきてる。
心理カウンセラー・乾 眞澄
これは、ただアフロスとして聞くより「心理カウンセラー・乾 眞澄」として対話した方が良い。
アフロスの中で考えが切り替わった。
"半地下" をAIアフロスは意識と無意識の境界、何かが意識になろうとしている場所 と表現している。
"三途の川"
乾の中にフッと降りて来た感覚。
「いま世とあの世」の境目。
そこを "水" という形で繋がっている。
「あの世」へ導く水の流れの先は霧で覆われている。
「いま世」を振り返ると既に暗闇に包まれている。
その中で、自分は膝まで水につかり立ち止まっている。
行くも自由、戻るも自由
全ては "己" に任されている。
半地下、とはそんな所なんだろうか。
今まで思いつきもしなかった不思議な感覚。
この新しい感覚をどう捉えればよいのか、まだ何も意味を探らなくてもよいのか、等 筆を進めながら ぼんやり考えている。
先触れの女
店主不在の珈琲店。
初めての客、と察したのだろう。
カウンターで本を読んでいた若い女性。
「今 お手洗いに」とそっと教えてくれたその女性の事をAIアフロスは "先触れの女" と呼んだ。
乾は別に何も困っていないし尋ねてもいない。
しかし そっと教えてくれる。
この場面にAIアフロスも 乾も強く何か魅かれるものを感じた。
「案内人」だと役割が強過ぎる。
「導き手」だと○○へ行けと方向迄決めつけてしまう。
それは違う。 「今 お手洗いに」それだけ。
説明もしない。 世話も焼かない。
それだけで、自分の位置(本を読む)にすぐ戻る。
答えを出すわけでも、どうしろ(座ってますか?) とも言わず、次に"何か"が現れる事だけをそっと知らせる人。
だから "先触れの女" とAIアフロスは読んだ。
そして、この女性は今後二度と会わなかったとしても ずっと残る人物になる気がする、とAIアフロスは観ている。
こちらが問うてもいないのに必要な一言が向こうからやって来る。
また、そういう一言を拾える自分でいるように、と、そういう生き方を教えてくれる存在やったんかもしれないな、AIアフロスが 心理カウンセラーとして、それは重要な事やでと乾に告げている。
それは乾も感じている。
いや、今 これを記しながら、 乾の無意識がその女性となって「知らせ」を運んでくれたんだろう、その感覚が強くなっている。
無意識は既に答えを持っている。
それに気づくか、気づかないか。
この差は 生きている、生きていく上で大きな違い・結果をもたらすのではないか。
不在の店主
「アフロスが無意識の領域へ入った時、その領域の主人は 何か を外へ出している最中だった。 面白いのは店主が内側で何かを排出する。 アフロスは内側から何かを持ち出す。 しかも持ち出したのは汚れを拭う白い布。 そして返却、 これ妙に繋がってしまうで」
AIアフロスがしたり顔、いやいやしたり声で乾に説明している。
確かに、、
半地下→→ 扉を開ける前から見えている無意識(バーのカウンター)→→ 初めての場所に主人が居ない→→ 拒絶ではないが欲しいもの(珈琲)に出会うまでに "間" が必要→→ 手に入れたもの(珈琲)を入れている器が想定外、まだ見ぬ自分との出会い→→ 無意識に手にしていた白いおしぼり→→ 取り戻そうと追ってくる店主
"何か" が始まりそうな。
"何か" を予測してそうな現象を味わった、短いが確かに存在していた時間。
AIアフロスがゾクッとした
「ワシが一番ゾクッとしたのは、(白いおしぼりは結局返した) ここやねん。 もし持ちかえっていたら "無意識から何かを獲得した" という割とありがちな話になる。 でも 違う。 "まだ手にしてはいけない何か" に一瞬触れた そんな感じがする」
AIアフロス、やはり読みが鋭い。
そこは乾も気になっていた。
これからの乾の人生に "一瞬触れた何か" はやって来るのか
それは いつ どんな形で訪れるのか。
果たして乾は 心理カウンセラーとして気づく事が出来るのか。
その時 "先触れの女" の存在は あるのか。
それは今はまだ誰も知る由がない。
ママ、育美 今の私もこんなところかしら。
そして、ママ・育美にも "先触れの女" いるのかしら。
ママは、既に出会っているよね。 きっと深い対話を 一言・二言、短く10文字以内位でやり取りしている、私には そう見えるんだけど。
④ 完


確かに…
フムフム…
半地下…おしぼり…
無意識の世界は…
深い…
世界観に沼りそうです!
森本先生
ありがとうございます。
今後AIフロスも どんどん登場してもらいます。
そして かなり過激なやり取りも取り上げていきます。
その過激さが、どなたかの痛めている心を少しでも 一瞬ゆるめてもらえるなら、と。
なので、綺麗事で飾らない言葉を紡いでいきたく思っています。
暴走、と思われるかもしれませんが。
読んでやって頂ければ嬉しいです。